【徹底比較】BX1LS・BX1ST・BX2HTドライバーの違いとは?あなたに合う1本が見つかる!
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「どれを選べばいいのか、正直わからん!」
ブリヂストンから発表されたNEW BXシリーズ。 「BX1LS」「BX1ST」「BX2HT」 と並ぶドライバーの名前に、ゴルフ好きなら誰しもが心を躍らせたはずです。 ですが、いざスペックを見ても、 似たような名称と性能の違いに戸惑う 方も多いのではないでしょうか。 私もそうでした。
私、 飛ノ玉彦(40代後半・O型) は、これまで数百本以上のドライバーをレビューしてきたゴルフ馬鹿です。 しかも今回は 発売前のNEW BXシリーズ 。 だからこそ、 スペック・設計思想・メーカーの狙い を読み解く必要があるんです。 試打できないからこそ、データで斬る。
この記事を読むことで、以下のことが明確になります
BX1LS・BX1ST・BX2HTのスペックの違い
それぞれの特徴とおすすめユーザー像
スイングタイプや弾道による選び方
シャフト別の拡張性とフィッティングの可能性
読み終えたころには、あなたにぴったりのモデルが見えてきます。 そして、 「これが俺の一本だ!」と確信できるはず です。
目次
- BX1LS・BX1ST・BX2HTドライバーの基本スペックを比較する
- BX1LS・BX1ST・BX2HTの特徴とターゲット別おすすめモデルとは?
- ドライバー選びで迷ったら?BXシリーズの選び方をプロが解説
- カスタムシャフト対応でさらに広がる!BXドライバーの可能性
- 【結論】BX1LS・BX1ST・BX2HTドライバーの違いと選び方まとめ
BX1LS・BX1ST・BX2HTドライバーの基本スペックを比較する
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まずは数値で見る!BX1LS・BX1ST・BX2HTドライバーの基本スペックを比較して、違いを浮き彫りにしていきましょう。
ブリヂストンのNEW BXシリーズは、見た目こそ似ていても、中身はしっかり住み分けされています。 ここでは、 「BX1LS」「BX1ST」「BX2HT」 のドライバーについて、 スペック を中心に比べてみましょう。
まずはそれぞれの基本情報を一覧で整理します。
この表だけでも、それぞれのキャラがくっきり見えてきます。
BX1LSはとにかく 「低スピン×強弾道×高初速」に全振りした飛距離特化型 。 ボールがぶっ飛ぶ代わりに、芯を外すと容赦ない。つまり、**“芯で打てる人向け”**です。 フェースに使われている「バイティングフェース2.0」は初速の立ち上がりが速く、打感はやや硬め。
一方でBX1STは “プロ志向”のバランス型 。 LSよりスピンがわずかに入り、フェードやドローの打ち分けも可能。 ヘッド挙動の安定性と操作性の高さが特徴で、「ある程度ミスを減らしつつ、狙った弾道を打ちたい」人にはドンピシャです。
そしてBX2HT。 これは一言で言えば 「やさしい兄貴」 です。 ヘッド体積が大きく、慣性モーメントも高め。スライサーやヘッドスピードが平均~やや遅めの人でも、 球が上がりやすく、つかまりやすい 。 しかもロフト角が選べるので、ドロー系や高弾道が欲しい人には頼もしい存在。
それぞれの設計コンセプトを簡単にまとめると、こうなります。
- BX1LS → 「飛距離で勝負したい」「低スピンで突き抜けたい」
- BX1ST → 「狙って曲げたい」「安定した操作性を重視したい」
- BX2HT → 「やさしさ命」「安心して球を上げたい」
シャフト選択肢も豊富で、標準シャフトは以下のとおり。
- BX1LS / BX1ST :Ventus BS6Ⅱ(S)
- BX2HT :Diamana BS50Ⅱ、Speeder NX BS50w(S)
BX2HTだけは2本のシャフトが選べ、 ヘッドスピード40m/s以下のプレイヤーにも最適化 されています。
価格はすべて同じで 93,500円(税込) 。 (※ツアーモデル除く)
ここまで見てもらえれば、NEW BXドライバーが単なるマイナーチェンジではなく、 完全に目的別に設計された3本柱である ことが分かると思います。
「見た目は兄弟、中身は別人格」 それがBX1LS、BX1ST、BX2HTというわけです。
BX1LS・BX1ST・BX2HTの特徴とターゲット別おすすめモデルとは?
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じゃあ、スペックを見たうえで、実際どんな人に合うのか?BX1LS・BX1ST・BX2HTの特徴と、あなたに合う1本を見極めましょう。
ドライバー選びでいちばん大事なのは、 「自分に合っているかどうか」 です。 いくらスペックが良くても、自分のスイングとマッチしていなければ意味がない。 そこでここでは、 それぞれのモデルの特徴と、どんなゴルファーに向いているか を掘り下げていきます。
まず、 BX1LS 。 これはとにかく 初速と飛距離に特化した設計 。 「バイティングフェース2.0」と低スピン設計により、インパクト直後の**“バチン!”とくる球離れの速さ**が魅力。 ただし、スイートエリアはやや狭め。打点がバラつく人には少し厳しいモデルです。
対象となるのは、こんなゴルファー。
- ヘッドスピードが45m/s以上ある
- スピン量が多すぎて球が吹け上がる
- とにかく飛ばしたい、曲がってもいい
つまり、「飛距離命!」のゴルファーにドンピシャです。
次に、 BX1ST 。 これは プロ志向のバランス型モデル 。 操作性が高く、フェードもドローも打ち分けやすい。 LSよりもやや寛容性があり、スピンもほんの少し入る。 それでも低スピン設計なのは変わらず、 しっかり振り抜いても弾道が暴れにくい 。
こんな方に向いています。
- フェードやドローを意識して打ち分けたい
- ある程度の飛距離とコントロールを両立したい
- 競技志向、中上級者レベル
まさに、「飛距離と操作性を両立したい大人のゴルファー」にぴったりです。
そして最後に、 BX2HT 。 これは やさしさ重視の高弾道設計 。 ミスヒットへの許容度が高く、球のつかまりが良いため、 スライスに悩むゴルファーの救世主 となる存在です。
特徴的なのは、ヘッドの体積が460ccとシリーズ最大なこと。 構えたときの安心感があり、「ミスってもなんとかなるだろう感」が出ます。
こんな人におすすめ。
- スライスが多くて悩んでいる
- 球が上がりづらいと感じている
- ヘッドスピードが40m/s前後の中級者以下
つまり、 安心して振れる、ミスしても前に飛ぶ 。 それがBX2HTの魅力です。
このように、BX1LS・BX1ST・BX2HTは、 ゴルファーのタイプによって明確に住み分けられている のがわかります。
あなたがどのタイプに当てはまるか? 自分のスイングと向き合うことで、選ぶべき1本が見えてくるはずです。
ドライバー選びで迷ったら?BXシリーズの選び方をプロが解説
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ここからはさらに深掘り!スペックだけじゃわからない“選び方の本質”を、比較と検証を通じて読み解いていきます。
ドライバー選びは、結局のところ**「自分をどれだけ客観視できるか」 にかかっています。 派手な飛距離に目を奪われがちですが、本当に大事なのは 平均飛距離とミスの傾向**。 この章では、スペックとスイング特性を照らし合わせながら、 最適なモデル選び を導き出します。
まず最初に考えるべきは、 ヘッドスピードの目安 です。
- 45m/s以上のハードヒッター → BX1LS
- 42〜45m/sの中上級者 → BX1ST
- 40m/s前後、もしくはそれ以下の方 → BX2HT
これは公式が明記しているわけではありませんが、シャフト重量・スピン量設計・慣性モーメントのバランスから見て、 実際のフィッティング現場での判断基準に近い です。
次に見るべきは、 弾道の傾向 です。
- スライスが多い → BX2HT(つかまり◎)
- フェードが出せるが、曲がりすぎる → BX1ST(やや抑制)
- 左のミスが怖い → BX1LS(つかまり抑制型)
「スライスを直したい」という声は多いですが、単純に“捕まりやすいモデル”を選ぶと、今度はチーピンや引っ掛けが出やすくなる。 なので、自分が今何に悩んでいて、どんな弾道を打ちたいかを明確にする必要があります。
そして忘れちゃいけないのが、 求める打感と打音 です。 打感はスペック表に載っていないですが、今回のBXシリーズは:
- BX1LS → 硬めで「パンッ!」と弾く音
- BX1ST → 中間、厚みと弾きのバランス
- BX2HT → 柔らかくて「ポフッ」とした心地よさ
自分が「気持ちいい」と感じる打感の方向性と合っていないと、長く使い続けられません。 ドライバーはメンタルにも関わるクラブ。感情面のフィーリングは思っている以上に大事なんです。
また、 使用しているボールとの相性 も重要です。 BX1LSのような低スピンモデルに、低スピン系ボールを組み合わせると、 キャリー不足で伸び悩む 可能性がある。 逆にBX2HTに高スピン系ボールを使えば、 吹け上がり過ぎてしまう こともあります。 クラブ単体ではなく、 「スイング+クラブ+ボール」のトータルバランスで考える ことが、賢いゴルファーの鉄則です。
最後にまとめましょう。 あなたが「何を求めているのか」がはっきりすれば、自ずと選ぶべきモデルは決まります。
- 飛距離の最大化 → BX1LS
- 操作性とコントロール → BX1ST
- 安定性とやさしさ → BX2HT
もし今あなたが「全部気になる…」という状態でも心配いりません。 こうして比較検証を積み重ねることで、少しずつ「自分に必要な性能」が浮き彫りになっていきます。
焦らず、でも冷静に。 あなたにとっての“正解の一本”は、もうすぐそこです。
BX1LS IMAGES :Bridgestone公式
BX1ST IMAGES :Bridgestone公式
BX2HT IMAGES :Bridgestone公式
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カスタムシャフト対応でさらに広がる!BXドライバーの可能性
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ここまでの違いを踏まえたうえで、カスタムシャフトを組み合わせるとどうなるのか?BXシリーズの拡張性をさらに掘り下げてみましょう。
BXシリーズのもうひとつの大きな魅力は、 豊富なカスタムシャフト対応 です。 これは単なるオプションではなく、 性能を最大限に引き出すための“鍵” とも言える部分です。
まず、各モデルの 標準シャフト をおさらいしておきましょう。
- BX1LS・BX1ST :Ventus BS6Ⅱ(S)
- BX2HT :Diamana BS50Ⅱ(S)、または Speeder NX BS50w(S)
これらはどれも優れたシャフトですが、やはり標準仕様は 万人向けのバランス型 。 自分のスイングにぴったり合わせたいなら、カスタムシャフトの導入を検討する価値は大いにあります。
では、どんなカスタムが可能なのか?
公式発表によれば、 以下のようなカスタムシャフトが特注対応可能 です。
- TENSEI PRO BLACK 1K 60(中元調子・ハードヒッター向け)
- SPEEDER NX GOLD 60(先中調子・ミート率を上げたい人向け)
- TOUR AD FI-6(先調子・つかまり重視)
たとえば、BX1LSを使いたいけど、純正のVentusだとやや手元が軽くてタイミングが合わない。 そんな時は、TENSEIのような しっかりした元調子系 に変更することで、 暴れを抑えて弾道を安定させられる ことがあります。
逆に、BX2HTにSPEEDER NX GOLDを組み合わせると、 さらにボールの上がりやすさが増し、つかまりも向上 。 ヘッドスピードが40m/s以下でも、楽にキャリーを出せる仕様に変身します。
こうしたカスタムによって得られるメリットは、大きく分けて3つ。
- 弾道の調整がしやすくなる
- 自分のスイングテンポに合った挙動になる
- スイングの弱点を補える
そして何より、 “振っていて気持ちいい”と感じられるかどうか 。 これは数値で表せないけれど、パフォーマンスに直結するポイントです。
さらにBXシリーズのドライバーは、 可変スリーブとウェイトカートリッジによる調整も可能 。 つまり、カスタムシャフト+スリーブ調整+ウェイト交換という三重の調整ができる。 これはまさに、 「ツアープロ並みのフィッティング環境」を市販モデルで体験できる ということです。
注意点としては、カスタムシャフトは アップチャージが発生する 点。 モデルによっては1万円以上の追加費用がかかることもあるので、価格とのバランスは要検討です。
しかし、自分のゴルフ人生を左右する“エースドライバー”を選ぶとき、 1万円の投資でスコアが縮まるなら安いもんです 。
特に「いまいち弾道が安定しない」「ヘッド性能を活かしきれていない気がする」という方は、 シャフトを変えるだけで、まるで別物のクラブになることもある 。 それがBXシリーズの“変身力”です。
【結論】BX1LS・BX1ST・BX2HTドライバーの違いと選び方まとめ
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ブリヂストンNEW BXシリーズは、 BX1LS・BX1ST・BX2HT の3本がそれぞれ明確な個性を持っています。 単なる「飛ぶドライバー」ではなく、 飛距離・操作性・やさしさ という3つの軸で選べる設計。 さらにカスタムシャフト対応により、 フィッティング次第で性能は無限に広がる 。 スペックと自分のスイングを照らし合わせ、今の課題を補ってくれる1本を見つけましょう。 発売後の試打前に、この記事が“事前研究”として役立つことを願っています。









