── 「スタイリッシュなSUVでゴルフに行きたい。でも、仲間内のゴルフバッグが全部載らなかったら…?」考えただけで冷や汗が出ますよね。
せっかくのラウンドが、窮屈な車内と傷だらけのキャディバッグで台無しになる。そんな悪夢はもう見たくないはずです。
私、飛ノ玉彦はゴルフ歴20年。長年、愛車のアルファードの積載力に絶対の自信を持っていましたが、マツダCX-8の噂を聞きつけ、 嫉妬と執念から徹底的に調査しました 。金に糸目はつけず、試乗と計測に没頭した私の生々しいデータをお見せします。
この記事を読めば、CX-8のゴルフバッグ積載に関する全てが分かります。👇
- 本当にゴルフバッグ4個が余裕で積めるのか?
- 7人乗りと6人乗り、ゴルファーにとっての正解は?
- 積載効率を最大化する「唯一の方法」とは?
- 競合SUVや王者アルファードと比較してどうなのか?
もうあなたは、ゴルフ当日の朝に「バッグ、どうやって積むんだ…?」と頭を抱えることはありません。 CX-8のポテンシャルを100%引き出し、仲間から「デキる男」と尊敬の眼差しで見られる 、スマートなゴルフライフを手に入れることができるでしょう。
目次
- 【結論】CX-8はゴルフバッグ4個を”スマート”に積める稀有なSUV
- CX-8の積載力を蝕む「3つの罠」— 知らないと後悔する真実
- 【横積みこそ正義】CX-8の荷室を100%引き出す”飛ノ玉彦流”積載術
- アルファード乗りが嫉妬するCX-8の積載哲学とは?
【結論】CX-8はゴルフバッグ4個を”スマート”に積める稀有なSUV


マツダCX-8のゴルフバッグ積載能力について語る上で、まず断言しなければならないことがあります。それは、「3列目シートを格納した5名乗車時において、標準的な9.5型のキャディバッグ4個は、極めて安定した状態で積載可能である」ということです。これはメーカーの公式見解や、ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)のような信頼できるメディアによる実証実験でも繰り返し証明されています。
しかし、単に「4個積める」という事実だけでは、ゴルフという趣味に魂を捧げた我々のような”執念ゴルファー”は満足できません。重要なのは、「いかにスマートに、ストレスなく、そして他の荷物も考慮して積載できるか」という点に尽きます。
CX-8の積載力が”本物”である根拠
私がCX-8の積載能力を高く評価する理由は、その卓越した荷室設計、特に 「幅」 にあります。以下の比較表をご覧ください。これは私が様々なSUVの荷室を実測、あるいは信頼できる情報源から収集したデータです。
| 車種 | 荷室最大幅(実測値) | 荷室奥行き(3列目格納時) | ゴルフバッグ4個積載 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| マツダ CX-8 | 1540mm | 約1100mm(推定) | ◎ 可能(横積み) | 圧倒的な幅。バッグを横に並べて積める唯一無二の存在。 |
| トヨタ ハリアー | 約1100mm | 約980mm | △ 困難 | 幅が足りず、斜めや重ね積みが必要。 |
| 日産 エクストレイル | 約1100mm | 約950mm | △ 困難 | 奥行きはあるが、幅の制約が大きい。 |
| トヨタ RAV4 | 約1000mm | 約1015mm | × 不可 | 4個積載は現実的ではない。 |
この表が示す通り、CX-8の1540mmという荷室フロアの最大幅は、競合SUVを完全に凌駕しています。標準的なゴルフバッグの全長が約1300mmであることを考えると、この「1540mm」という数字が持つ戦略的意味は計り知れません。つまり、多くのSUVがバッグを斜めにしたり、無理に重ねたりして「なんとか4個積んでいる」のに対し、CX-8はゴルフバッグを真横に、美しく並べて積むことが許された唯一のSUVなのです。
「4個+α」を実現するサブトランクの価値
さらに、このクルマの設計思想に脱帽するのが、サブトランク(床下収納)の存在です。BOSEサウンドシステム非装着車であれば、奥行き約390mm、幅約600mmの広大な空間がフロア下に隠されています。
ゴルフというスポーツは、キャディバッグだけでは完結しません。ゴルフシューズ、レインウェア、着替えの入ったボストンバッグ…これらの周辺荷物をどう処理するかが、スマートな積載の鍵となります。CX-8は、これらの「ゴチャつく荷物」を床下に完全に隔離することを許してくれるのです。
- メイン荷室(572L) :ゴルフバッグ4本を安定して積むための神聖な領域。
- サブトランク :シューズや小物を収納する秘密基地。
この完璧なゾーニングこそ、CX-8が単なる「ゴルフバッグが積めるSUV」ではなく、「ゴルファーのためのSUV」と呼ばれる所以なのです。詳細は マツダの公式サイト でも確認できますが、このサブトランクの価値は、実際にゴルフの荷物を積んでみなければ理解できないでしょう。
CX-8の積載力を蝕む「3つの罠」— 知らないと後悔する真実


CX-8のゴルフバッグ積載能力は、特定の条件下で絶大なパフォーマンスを発揮する一方で、その能力を著しくスポイルする 「3つの罠」 が存在します。これらは購入前に必ず理解しておくべき、このクルマの 「不都合な真実」 です。
罠1:7名乗車時の荷室は”存在しない”に等しい
まず、最大の罠がこれです。カタログには「7人乗り」と堂々と謳われていますが、ことゴルフに関しては、3列目シートを使用した状態(7名乗車時)の荷室は、実質的に機能しません。
荷室容量はわずか239L。これは、私が独自に算出した推定値ですが、荷室の奥行きが約400mm〜450mm程度しか確保されないことを意味します。全長1300mmのゴルフバッグを積むには絶望的な数値です。
実際に試してみると、キャディバッグ1個を、リアガラスにヘッドが干渉しないよう、まるでパズルを解くかのように慎重に斜め、あるいは縦に積むのが限界でした。2個目を入れようとすると、ハッチが閉まらないか、閉まったとしても内部でバッグ同士が激しく圧迫し合うのが目に見えています。
結論として、「CX-8で7人乗ってゴルフに行く」という選択肢は存在しません。これは設計上の欠陥というよりは、3列シートSUVが持つ構造的な宿命です。もしあなたが「多人数乗車とゴルフを両立させたい」と考えるなら、素直にミニバンを選ぶべきです。この点については、ミニバンの積載力を特集した自動車情報サイト「グッドスピード」の記事などが参考になるでしょう。
罠2:6人乗りと7人乗りの”神話”
次に、ゴルファーを惑わすのが「6人乗り(キャプテンシート)と7人乗り(ベンチシート)のどちらを選ぶべきか」という問題です。巷では「キャプテンシートの方がウォークスルーにバッグを置けるから便利」といった言説がまことしやかに囁かれています。
しかし、私の検証によれば、これは半分正解で半分は幻想です。3列目シートを格納した状態の荷室容量(572L)と、ゴルフバッグ4個を横積みするという基本戦略において、6人乗りと7人乗りの間に構造的な優劣は一切ありません。後部荷室の最大積載数が変わることはないのです。
ウォークスルー空間は確かに便利ですが、ここに5個目のバッグを置くという行為は、2列目乗員の快適性を著しく損ないます。足元は狭くなり、長距離移動では苦痛以外の何物でもありません。あくまで緊急避難的な使い方と割り切るべきです。
むしろ、私が推奨したいのは「ゴルフ利用が主なら、より安価な7人乗りで十分」という結論です。もちろん、家族利用での快適性を重視するなら6人乗りも魅力的ですが、「ゴルフバッグ積載」という観点だけで見れば、シート構成に過度な期待を抱くべきではないのです。このあたりのシートアレンジと使い勝手の違いについては、「RIO NOTE」のようなオーナーブログのリアルな声が非常に参考になります。
罠3:BOSEサウンドシステムという”贅沢な悩み”
最後に、見落としがちなのがBOSEサウンドシステムの存在です。上級グレードに標準、あるいはオプションで装備されるこのシステムは、確かに極上の音響空間を提供してくれます。しかし、ゴルファーにとっては悩ましい問題を突きつけます。
サブウーファーが荷室のサブトランク(床下収納)内に設置されるため、その貴重な収納容量が大幅に減少してしまうのです。私がCX-8の積載力を高く評価する理由の一つが、シューズや小物を隔離できるサブトランクの存在でした。その最大の武器が、BOSEシステムを選ぶことでスポイルされてしまう。これは由々しき事態です。
最高のドライビングミュージックを取るか、最高の積載効率を取るか。これはまさに究極の選択です。私なら迷わず積載効率を取りますが、こればかりは個人の価値観によるでしょう。
【横積みこそ正義】CX-8の荷室を100%引き出す”飛ノ玉彦流”積載術


CX-8の荷室が持つ1540mmという圧倒的な「幅」。この最大の武器をどう活かすか。答えは一つしかありません。「奥行き」ではなく「幅」を基準に思考を切り替え、ゴルフバッグを横に積むのです。
多くのゴルファーは、ミニバンでの経験から、ゴルフバッグを車の前後方向(奥行き方向)に積むという固定観念に囚われています。しかし、CX-8の3列目格納時の荷室奥行きは約1100mm。全長1300mmのバッグを縦に積むには、2列目シートをかなり前にスライドさせる必要があり、後席の快適性を犠牲にします。
そこで私が提唱するのが、「横積み2段重ね」という積載方法です。これは、CX-8の荷室寸法をミリ単位で分析したからこそたどり着いた、唯一無二の最適戦略です。
【実践】飛ノ玉彦流・4個積載完全マニュアル
このメソッドは、以下の3ステップで完成します。
ステップ1:下段の構築(ベースレイヤー)
1. まず、2つのキャディバッグを用意します。
2. 荷室の最も奥(2列目シート背後)に、1つ目のバッグを車の幅方向(1540mmの方向)に沿って横向きに置きます。
3. その手前にもう1つのバッグを、同じく横向きに並べて配置します。
CX-8の広大な幅のおかげで、9.5型のツアーバッグでも2つ並べて余裕で収まります。これが積載の安定性を生む強固な土台となります。
ステップ2:上段の積層(アッパーレイヤー)
1. 下段に置かれた2つのバッグの上に、残りの2つのバッグを同じく横向きに重ねていきます。
2. この際、バッグのヘッドとボトムが互い違いになるように配置すると、重心が安定し、より崩れにくくなります。
ここで疑問に思うのが「高さは大丈夫なのか?」という点でしょう。ご安心ください。CX-8の荷室高は、アウトドア用の大型収納ボックス(高さ357mm)が余裕で収まることが確認されています。標準的なキャディバッグの胴体直径は約300mm〜350mm。つまり、2段に重ねても物理的に全く問題ない高さが確保されているのです。
ステップ3:周辺荷物の完全隔離
1. 最後に、ゴルフシューズ、レインウェア、ボストンバッグといった全ての周辺荷物を、サブトランク(床下収納)に収納します。
2. これにより、メインの荷室空間はゴルフバッグ4個だけが美しく鎮座する、まさに”聖域”となります。
この「横積み2段重ね」こそが、2列目シートの位置を一切犠牲にすることなく、4名乗車時の快適性を最大限に保ちながら、4つのゴルフバッグを最も安全かつ効率的に運ぶための”黄金律”なのです。この積み方の合理性については、荷室の有効活用法を特集している自動車メディア「Motor-Fan.jp」などの分析記事も裏付けています。
この方法を実践すれば、あなたはもはやゴルフ場の駐車場で、テトリスのようにバッグの配置に悩む必要はなくなります。スマートにハッチを開け、整然と積まれたバッグを降ろすその姿は、間違いなく仲間からの羨望の的となるでしょう。
アルファード乗りが嫉妬するCX-8の積載哲学とは?


今回の徹底検証を通じて、私、飛ノ玉彦がたどり着いた結論。それは、マツダCX-8が、単なる移動手段としてのクルマではなく、「ゴルフライフを豊かにするための思想」を持って設計された稀有なSUVであるということです。
私が長年乗り続けているアルファードは、言うまでもなく積載の王者です。広大な空間は、ゴルフバッグを縦横無尽に、文字通り「放り込む」ことを許容します。しかし、そこには”哲学”がありません。ただ大きいだけ。大は小を兼ねるという、ある意味で大雑把な思想です。
CX-8の積載哲学:「幅」がもたらす秩序と美学
一方、CX-8の積載は、まるで茶道や華道のように、定められた作法の中にこそ美しさと機能性を見出す思想に基づいています。その根幹をなすのが、再三申し上げてきた1540mmという「幅」です。
この幅があるからこそ、我々はゴルフバッグを「横に並べる」という、他のSUVでは許されない特権を得ることができます。これにより、以下のメリットが生まれます。
- 秩序の創出 :バッグが整然と並ぶことで、荷室内に秩序が生まれる。無駄なスペースがなくなり、安定性が増す。
- クラブへの配慮 :バッグ同士が無理に重ならないため、大切なクラブを傷つけるリスクが激減する。
- 所作の美しさ :積み下ろしの際、奥のバッグを取り出すために手前のバッグを動かす、といった無駄な動作が不要になる。
これは、単に「4個積める」というスペックを超えた、 ゴルファーの所作までを美しく見せるための設計思想 と言えるでしょう。4人分のゴルフ用具一式をスマートに収納し、かつ4人の乗員が快適に移動できる。この両立こそが、CX-8の積載哲学の真髄なのです。
ゴルファーへの最終提言:あなたはどちらを選ぶか?
結論として、マツダCX-8は以下のようなゴルファーにこそ、強く推薦できる一台です。
- ミニバンの生活感は好まないが、積載性は妥協したくない。
- 仲間とのゴルフで、スマートなエスコート役を担いたい。
- 荷室のパッキングですら、一種の機能美として楽しみたい。
- 体格に恵まれたライバルたちを、知性と道具で出し抜きたい。
もしあなたが、ただ無造作に荷物を積めるだけの「だだっ広い箱」を求めるなら、アルファードや他のミニバンが最適でしょう。
しかし、限られた空間を最大限に活用し、機能性と美学を両立させることに喜びを見出す、私のような”執念ゴルファー”であるならば、CX-8はあなたのゴルフライフを、そして人生を、より豊かにしてくれる最高の相棒となるはずです。
このクルマの積載能力は、単なるスペックではありません。それは、ゴルフというスポーツへの深い敬意と理解が生み出した、マツダの”哲学”なのです。
その哲学に共感できるかどうか。それが、あなたがCX-8を選ぶべきか否かの、唯一の答えとなるでしょう。

「この車、ゴルフバッグ何個積めますか?」…私がディーラーで何度この質問を繰り返してきたことか。カタログスペックの荷室容量なんて、ゴルファーにとってはほとんど役に立たない数字です。実際にキャディバッグを積んでみたら、「あれ […]
