── コンペ仲間4人で乗り合わせてゴルフ場へ向かう朝。 まさかとは思うが、全員のキャディバッグが積めなかったらどうしよう…
なんて冷や汗をかいた経験はありませんか? たかが荷物、されど荷物。 特に我々ゴルファーにとって、車の積載力はクラブの性能と同じくらい重要な問題です。
どうも、飛ノ玉彦です。 ゴルフ歴20年、小柄な体格というコンプレックスをバネに、金と知恵と執念で飛距離を追求し続けてきました。 それはクラブ選びだけでなく、ゴルフライフを共にする「車選び」も同じこと。 私自身、アルファードを所有し、その積載能力の隅々まで知り尽くしています。
この記事を読めば、あなたのアルファードに関する積載の悩みはすべて消え去るでしょう。👇
- 乗車人数ごとのリアルなゴルフバッグ積載可能数
- 同伴者に「スマートだね」と言われる美しい積み方のコツ
- 新型(40系)と旧型(30系)、ライバル車との積載能力の決定的な違い
- ゴルファーが絶対に後悔しないためのグレードとオプション選び
この記事を最後まで読めば、あなたはもうゴルフ場の駐車場でモタつくことはありません。
自信を持って仲間をエスコートし、「さすがだね」と羨望の眼差しを向けられる。
そんなワンランク上のゴルフライフを手に入れることができるはずです。
目次
- アルファードの積載力は異常!ゴルフバッグ4個は余裕、最大9個のポテンシャルを徹底解剖
- 【注意】アルファードでも積めない?人数別ゴルフバッグ積載の限界と賢いシートアレンジ術
- 【徹底比較】新型40系 vs 30系!ライバルミニバンと比べてアルファードの積載力は本当に最強か?
- 【実体験】俺がアルファードSで後悔した点と、ゴルファーが選ぶべき”神”グレード&オプション
アルファードの積載力は異常!ゴルフバッグ4個は余裕、最大9個のポテンシャルを徹底解剖


アルファードという車は、単なる移動手段ではありません。
我々ゴルファーにとっては、クラブや仲間を運び、戦いの場へと向かうための「移動基地」であり、時には接待相手をもてなす「走る応接室」にもなります。
その核心となるのが、度肝を抜かれるほどの積載能力です。
巷では「ゴルフバッグ4個は余裕」なんて言われていますが、そんな生易しいものではありません。
メーカーの公表値や我々のような執念深いゴルファーの実証データを組み合わせると、その真の力が明らかになります。
▼乗車人数別 ゴルフバッグ積載可能個数(目安)
| 乗車人数 | 3列目シートの状態 | 積載可能個数(目安) | 特徴・注意点 |
|---|---|---|---|
| 2人 | 両側格納 | 8個以上 | 夫婦でのゴルフ旅行も余裕。着替えやボストンバッグも好きなだけ積める。 |
| 4人 | 両側格納 | 4〜8個 | 最も現実的で快適な使い方。4個なら余裕綽々、詰めれば8個も視野に入る。 |
| 5人 | 片側格納 | 4〜5個 | 3列目に1人乗車。バッグの形状を選べば5個も可能だが、やや工夫が必要。 |
| 6人 | 片側使用 | 2〜4個 | 3列目を前にスライドさせる必要があり、乗員は窮屈。5個はほぼ不可能。 |
| 7人 | 両側使用 | 1〜6個 | 3列目を最前方にすれば最大6個積めるが、足元スペースは皆無。 |
この表を見ても分かる通り、特にゴルファーにとって最も利用頻度の高い「4人乗車」のシーンでは、アルファードは他の追随を許さない圧倒的な積載力を見せつけます。
キャディバッグ4個なんて、まるでパズルのピースをはめるかのようにスッキリ収まり、ボストンバッグやシューズケースを置くスペースも有り余るほど。
実際に初代アルファードで8本積んだという猛者もいるくらいですから、そのポテンシャルは計り知れません。
なぜ、これほどの積載が可能なのでしょうか?
答えは、その考え抜かれた荷室設計にあります。
まず、特筆すべきはその室内高。
最新の40系アルファードでは室内高が1,360mmもあり、多くのゴルフバッグを「縦置き」で積むことが可能です。
これにより、デッドスペースを極限まで減らし、効率的な積載が実現できるのです。
わざわざ横に寝かせて重ねる必要がないため、クラブへのダメージも最小限に抑えられます。
さらに、40系で世界初採用された「5:5分割2ポジションスペースアップシート」は、まさにゴルファーのためにあると言っても過言ではない機能。
セカンドシートを最後方までスライドさせた最もリラックスできる状態のままで、3列目シートを跳ね上げ格納できるのです。
これにより、「後部座席の快適性」と「広大な荷室」という、従来は二律背反だった要素を完璧に両立させました。
この驚異的な積載能力と快適性は、多くのプロゴルファーにも愛されています。
女子プロの青木瀬令奈選手は「移動の快適さが練習の充実につながる」と考えアルファードを購入し、翌年に初優勝を飾ったという逸話もあるほど。
まさに「勝てる車」、それがアルファードなのです。
より詳細なスペックや機能については、公式サイトでその進化のほどを確認してみてください。
脳汁が出ること間違いなしですよ。
- 参考: トヨタ アルファード公式サイト | トヨタ自動車WEBサイト
【注意】アルファードでも積めない?人数別ゴルフバッグ積載の限界と賢いシートアレンジ術


アルファードの広大なラゲッジスペースを前にすると、「どんな状況でも余裕だろう」と油断しがちです。
しかし、そこにはいくつかの”罠”が潜んでいます。
特に、乗車人数が増えるにつれて、その牙を剥き始めます。
最大の注意点は、6人以上でゴルフに行くケースです。
例えば、3世代家族や友人グループで、6人乗車+ゴルフバッグ5個といった状況を想像してみてください。
カタログスペックだけを見ていると可能に思えるかもしれませんが、現場では絶望的な状況に陥る可能性が高い。
まず、6人乗車するということは、3列目シートの片側を使用する必要があります。
この時点で、荷室の半分は座席に占領されてしまいます。
残りのスペースにゴルフバッグを積むには、使用している3列目シートをかなり前方にスライドさせなければなりません。
結果、3列目に座る人は膝が前のシートにめり込むような、劣悪な居住空間を強いられることになります。
さらに、バッグを立てて積むことになるため、後方視界も悪化し、運転にも気を使います。
正直なところ、この状況で5個積むのは至難の業であり、スマートなゴルフエスコートとは程遠い状態と言えるでしょう。
7人フル乗車時に至っては、3列目シートを一番後ろに下げた状態では、ゴルフバッグは横置きで1個すら入りません。
トヨタ公式サイトでは「3列目を一番前にスライドさせれば6個積める」と謳っていますが、これはあくまで理論値。
その状態の3列目は、もはや人が座るためのスペースではなく、ただの”荷物置き場”です。
人を乗せるなら、バッグは諦める。
バッグを積むなら、人は諦める。
この二者択一を迫られるのです。
では、どうすれば悲劇を避けられるのか?
答えは「シートアレンジの工夫」と「積み方の知識」にあります。
- 縦置きのコツ: 1~2本のバッグを縦置きする際は、そのままでは走行中に倒れる可能性があります。
これを防ぐには、最後部のシートベルトをバッグに巻きつけるようにして固定するのが有効です。
また、9.5インチ以上の大型キャディバッグを縦置きする場合、床下収納のフタ(デッキリッドボード)を外さないと高さが足りないケースもあるので、事前に確認が必要です。 - 積み下ろしのマナー: 接待ゴルフでは、お客様のバッグは最後に取り出しやすい手前に積みましょう。
そしてゴルフ場に到着したら、誰よりも先に駆けつけてスマートにバッグを降ろす。この気遣い一つで、あなたの評価は大きく変わります。
また、重いキャディバッグから奥に積むことで、走行安定性が増すという物理的なメリットもあります。 - バンパーの保護: 自分で積み下ろしをする際、最も注意すべきはリアバンパーへの傷です。
重量のあるキャディバッグを勢いよく引きずり出すと、簡単に傷がつきます。
これを防ぐためにも、社外品のラゲッジスカッフプレート(ステンレスカバー)などを装着しておくことを強くお勧めします。詳細は、様々なカーアクセサリーを紹介しているサイトなどで確認できます。
参考: みんカラーー愛車のパーツ情報、整備手帳、燃費記録
アルファードの積載力を最大限に引き出すには、その限界を知り、賢く使いこなす知恵が必要不可欠なのです。
【徹底比較】新型40系 vs 30系!ライバルミニバンと比べてアルファードの積載力は本当に最強か?


「キング・オブ・ミニバン」の称号を欲しいままにしているアルファードですが、その地位は本当に盤石なのでしょうか。
ここでは、ゴルファーの視点から、新旧モデル比較、そして永遠のライバルたちとの積載能力対決を検証していきます。
■新型(40系) vs 旧型(30系)- 進化したのは「積載の質」
まず、多くのオーナーが気になるであろう新旧比較です。
結論から言うと、ゴルフバッグが積める「個数」という点では、40系と30系で劇的な差はありません。
30系でも3列目を格納すれば広大なスペースが生まれ、4人乗車で4つのゴルフバッグを積むのは余裕でした。
では、何が変わったのか?
それは「使い勝手」と「積載のしやすさ」、つまり”積載の質”です。
- 低床化による積み下ろしの容易さ: 40系はプラットフォームを一新し、荷室の床面地上高が約500mmと、30系に比べてさらに低くなりました。この数センチの差が、20kg近いキャディバッグを持ち上げる際には大きな違いとなって現れます。腰への負担が明らかに軽減され、積み下ろしが格段に楽になりました。
- 3列目格納時のスッキリ感: 30系の跳ね上げ式シートは、格納しても壁面の張り出しが大きく、荷室の幅を若干スポイルしていました。しかし40系ではその格納方法が見直され、張り出しが大幅に減少。よりスクエアで広々とした荷室空間が実現し、荷物のレイアウト自由度が格段に向上したのです。
つまり、積める量は同じでも、より楽に、よりスマートに積めるようになったのが40系の進化点と言えます。
■ライバル車比較ー アルファードは本当に最強か?
次に、ライバル車種との比較です。 ここでは、ゴルファーが実際に比較検討するであろう車種を俎上に載せます。
| 車種 | 3列目シート方式 | ゴルフバッグ積載の特徴 | 総合評価(ゴルファー視点) |
|---|---|---|---|
| トヨタ アルファード | 左右跳ね上げ式 | ◎ 室内高が高く縦置きも可能。格納時のスペースが広大。 | ★★★★★ |
| トヨタ ヴェルファイア | 左右跳ね上げ式 | ◎ アルファードと全く同じ。デザインの好みで選ぶレベル。 | ★★★★★ |
| 日産 エルグランド | 前方スライド式 | △ 3列目を格納してもシートが床下に収納されず残るため、荷室の高さとフラットさに制約がある。アルファードほどの積載は望めない。 | ★★★☆☆ |
| トヨタ ヴォクシー | 左右跳ね上げ式 | 〇 Mクラスながら3列目格納で縦置き4個が可能。健闘しているが、アルファードの余裕には及ばない。 | ★★★★☆ |
| 三菱 デリカD:5 | 左右跳ね上げ式 | 〇 3列目格納時のスペースは広いが、全体の室内長でアルファードに劣る。悪路走破性は魅力。 | ★★★☆☆ |
この比較から明らかなのは、3列目シートの格納方式がゴルフバッグの積載能力に決定的な影響を与えるということです。
日産エルグランドは、シートを前方にスライドさせるだけで床下に格納できないため、広大なフラットスペースを作ることができません。
これはゴルファーにとって致命的な欠点と言わざるを得ません。
兄弟車であるヴェルファイアは当然として、他のミニバンと比較しても、アルファードの「左右跳ね上げ式」シートと、それによって生まれる広大かつスクエアな荷室空間の優位性は揺るぎません。
まさに、ゴルファーのニーズを徹底的に研究し尽くした結果のデザインと言えるでしょう。
外部の自動車比較サイトでも、同様の結論に至っているケースが多く見られます。
- 参考: MOTA(モータ) ーー 新車・中古車比較、見積もり
【実体験】俺がアルファードSで後悔した点と、ゴルファーが選ぶべき”神”グレード&オプション


俺は数年前、予算400万円を握りしめ、デリカ、オデッセイとさんざん悩んだ末にアルファードを選びました。 決め手は、頭一つ抜けた安全性能と、やはりこの圧倒的な室内空間。 結果として車そのものには満足していますが、無知がゆえの”後悔”も数多く経験しました。 これから買うあなたが、俺と同じ轍を踏まないように、魂の叫びを聞いてほしい。
■後悔その1:「S」ではなく「"Cパッケージ"」にすべきだった!
俺が購入したのはガソリンモデルの「S」。 しかし、今となっては断言できます。
ゴルファーなら、絶対に「"Cパッケージ"(現行40系ならZグレード以上に相当)」以上を選ぶべきです。 当時の価格差は約50万円。
これをケチったのが最大の失敗でした。 なぜなら、以下の装備は後からでは絶対に追加できない”メーカーオプション”だからです。
- パワーバックドア: 重いキャディバッグを両手で抱えている時、スイッチ一つで開閉できるこの機能がないのは致命的。雨の日などは特に、そのありがたみを痛感します。
- 両側パワースライドドア: 同伴者を迎える際、手動で「ガラガラ…」とドアを開けるのはスマートじゃない。特に左側(助手席側)は標準で手動なので、みすぼらしさが際立ちます。
- 快適温熱シート+ベンチレーション: 夏のラウンド後、汗ばんだ体で乗り込んだ時のシートの蒸れ。冬の朝イチ、冷え切った体で座るレザーシートの冷たさ。ベンチレーションとヒーターがあれば、これら全ての不快感から解放されたはずです。
これらの快適装備は、ゴルフという紳士のスポーツを嗜む我々にとって、もはや”贅沢品”ではなく”必需品”です。
数十万円の差額をケチったせいで、ゴルフ場に行くたびに小さなストレスを感じ続けることになるのです。
■後悔その2:メーカーオプション「デジタルインナーミラー」を付けなかった
これも痛恨の極み。
アルファードはその巨体ゆえ、死角が多くなります。
特に、ゴルフバッグを縦置きにすると後方視界はほぼゼロに。
そんな時、後方のカメラ映像をミラーに映し出すデジタルインナーミラーがあれば、安全性は劇的に向上します。
これはナビと連動する純正メーカーオプションでなければ意味がなく、後付けの社外品では同じ機能は得られません。
狭い駐車場での切り返しなど、今でもヒヤヒヤする場面は数知れず。
絶対に装着すべきでした。
■逆に「不要」だったディーラーオプション
一方で、ディーラーに言われるがままに付けなくても良いものもあります。
フロアマット、ドラレコ、ETCなどは、正直言って社外品で十分です。
特にフロアマットは、ネットで高品質なものが半額以下で手に入ります。
ディーラーで十数万円もするコーティングも、専門店のほうが高品質で安価な場合が多い。
浮いた金で、先に挙げたメーカーオプションに回すべきです。
■結論:ゴルファーが選ぶべきグレードは?
結論として、予算が許すならば、40系なら「Z」グレード以上、中古の30系を狙うなら「S"Cパッケージ"」以上が絶対条件です。
そして、メーカーオプションの「デジタルインナーミラー」は必ず付けること。
年間走行距離が少ないなら、高価なハイブリッドは不要。
その分をグレードアップに使いましょう。
車は、クラブと同じ。
いや、それ以上にゴルフライフの質を左右する重要なギアです。
俺の屍を越えて、最高の選択をしてください。

「この車、ゴルフバッグ何個積めますか?」…私がディーラーで何度この質問を繰り返してきたことか。カタログスペックの荷室容量なんて、ゴルファーにとってはほとんど役に立たない数字です。実際にキャディバッグを積んでみたら、「あれ […]
