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エルグランドのゴルフバッグ収納能力を徹底検証!アルファード乗りが嫉妬する積載の真実とは

ゴルフ車

── 「高級ミニバンを買ったはいいが、ゴルフバッグが思ったより積めない…」。 そんな悩みを抱える紳士ゴルファーは少なくないでしょう。

特に、定員乗車でコンペに向かう朝、荷室の前で頭を抱えた経験、ありませんか? どうも、当ブログ管理人、飛ノ玉彦です。 何を隠そう、私自身がアルファード(30系後期)のオーナーであり、その積載能力には絶対の自信を持っていました。 しかし、今回ライバルである日産エルグランドを徹底的に調査し、試乗まで行った結果…正直に言いましょう、嫉妬で脳の血管が2、3本切れそうになりました。

KEY POINTS

この記事では、単なるカタログスペックの比較に留まらず、アルファード乗りである私の生々しい視点から、以下の点を明らかにします。 👇

  • エルグランドが誇る驚異のゴルフバッグ収納術
  • 「3列目使用時」という条件下での、アルファードとの決定的な差
  • BOSEサウンドシステムがもたらす、まさかの落とし穴
  • 数値データで見る、両車の設計思想の違い

この記事を読めば、あなたのゴルフライフにとって本当に最適な一台がどちらなのか、そしてクラブハウスの駐車場でライバルにドヤ顔できるのはどちらなのか、その答えが明確になるはずです。

目次

  • 結論:エルグランドのゴルフバッグ積載能力はアルファードを超えるのか?
  • アルファードと比較して見えた、エルグランド積載の死角と注意点
  • 【データ比較】数値が暴く!エルグランドとアルファード、荷室設計の決定的違い
  • 最終結論:ゴルフライフで選ぶべきはエルグランドか、アルファードか

結論:エルグランドのゴルフバッグ積載能力はアルファードを超えるのか?

後ろ斜めから2台を比較。左のエルグランド風は横幅のある開口部にゴルフバッグが複数すっきり並ぶ。右のアルファード風は本数が少なく一部が斜め。文字なし・ロゴは端。
IMAGE : GOLF TALKS
飛ノ玉彦の顔
飛ノ玉彦

さて、まずは結論から。 エルグランドの積載能力、特にゴルフバッグの収納という一点においては、正直言ってアルファード乗りの私が嫉妬するレベルです。 あのデカいだけの奴らを見返すためにアルファードを選んだはずが、まさか隣の芝生がこれほど青く見えるとは…。 一体何が私をこれほどまでに打ちのめしたのか、その核心からお話ししましょう。

私が長年愛用してきたアルファードは、その圧倒的な室内空間で「キング・オブ・ミニバン」として君臨しています。 しかし、「ゴルフ」という特定のフィルターを通して日産エルグランド(E52型)を覗き込んだ時、その常識は覆されました。 エルグランドの設計思想は、まるで我々ゴルファーのためにあつらえられたかのような、緻密で戦略的なものだったのです。

最大の衝撃:3列目シート使用時にゴルフバッグ6個を飲み込む懐の深さ

衝撃的な事実からお伝えします。 エルグランドは、7人または8人がフル乗車した状態、つまり3列目シートを通常通り使用したまま、最大で6個ものゴルフバッグを積載可能なのです。

車種・条件 日産 エルグランド(E52型) トヨタ アルファード(40系)
3列目シート使用時 最大6個 最大6個(条件付き)

「なんだ、アルファードも6個積めるじゃないか」と思ったあなた、早計です。

問題はその「条件」。 アルファードで6個積むには、3列目シートを最前方にスライドさせ、縦置きと横置きを駆使するパズルのような作業が必要です。

後方視界はほぼゼロになり、バッグ同士がぶつかり合うリスクも高い。

一方、エルグランドはどうでしょう。 3列目シートを前方に240mmスライドさせるだけで、いとも簡単に6個のゴルフバッグを収納できるスペースが生まれるのです。

この差は、設計思想の根本的な違いから来ています。

エルグランドの切り札「大容量ラゲッジアンダーボックス」

エルグランドの積載能力を支える最大の武器、それは 「大容量ラゲッジアンダーボックス」と呼ばれる巨大な床下収納 です。

この床下収納が、アルファードにはない独自の価値を生み出しています。

  • 驚異の深さ: 9インチのゴルフバッグをなんと「立てたまま」4本収納できるほどの深さを誇ります。
  • 空間の分離: 4人でゴルフ場へ向かう最も一般的なシーンを想像してください。エルグランドは、この床下収納に4つのバッグをすっぽり収めることができます。つまり、 乗員空間と荷室を完全に分離したまま、快適な移動が可能 なのです。
  • 視界の確保: 荷物が床下に収まるため、ルームミラーの後方視界が全く妨げられません。これは安全運転において計り知れないメリットです。

アルファードオーナーとして告白しますが、これは屈辱的ですらあります。

私のアルファードで4人でゴルフに行く際は、3列目シートを跳ね上げて荷室を確保しなければならず、実質的に4~5人乗りになってしまいます。

しかしエルグランドは、7人乗りのキャプテンシートでVIP待遇の友人たちを後席に乗せたまま、スマートに4つのバッグを床下に隠せるのです。

このエレガントさ、まさに「統合戦略家(インテグレーテッド・ストラテジスト)」と呼ぶにふさわしい設計です。

詳細は 日産公式サイト でも確認できますが、この使い勝手の良さは実際に見て触れないと実感しきれないかもしれません。

アルファードと比較して見えた、エルグランド積載の死角と注意点

エルグランド風シルエットの荷室を後ろ斜めから。ゴルフバッグが並び、コーナーやホイールハウス付近に影を落として「死角」を示す。文字なし・ロゴは端。
IMAGE : GOLF TALKS
飛ノ玉彦の顔
飛ノ玉彦

しかし、手放しでエルグランドを褒めちぎるわけにはいきません。 完璧に見えるこのクルマにも、いくつか見過ごせない”穴”があるんです。 特に、オプションの選択を間違えると、その自慢の積載能力が腐った竹輪の匂いレベルにまで落ちてしまう可能性がある。 アルファードの逆襲、とくとご覧ください。

エルグランドのゴルフバッグ収納術に感動を覚えた私ですが、冷静に分析を進めると、いくつかの弱点や注意点が浮かび上がってきました。

これを知らずに購入すると、「話が違うじゃないか!」と後悔することになりかねません。

致命的な罠:BOSEサウンドシステム装着で積載数が減少

これが最大の注意点です。 エルグランドの高級オプションである「BOSE 5.1chサラウンド・サウンド付後席プライベートシアターシステム」。

この 上質なサウンドシステムを装着すると、荷室のラゲッジアンダーボックス内にコンポーネントが設置され、そのスペースが占有されます。

その結果、どうなるか。

  • 最大積載数: 6個 → 5個に減少
  • 床下収納の使い勝手: 大幅に悪化

音楽を聴きながら優雅にゴルフ場へ、と考えている方にとっては致命的な選択です。

ゴルフを最優先するなら、このオプションは諦めるべきかもしれません。

移動中の快適性と積載能力がトレードオフの関係にあるという、なんとも悩ましい問題です。

一方、アルファードはJBLのプレミアムサウンドシステムを選んでも、荷室への影響は皆無。 このあたりは、やはり王者たる所以でしょうか。

3列目シート格納時の「段差」問題

エルグランドの3列目シートは、前方へ倒すことで格納します。

操作は簡単で力もいりませんが、格納した際に 荷室の床面との間に約160mmもの大きな段差が生じます。

これはゴルフバッグのような長さと重さがあるものを積む際に、地味にストレスとなります。

フラットな空間を作るには、別途ラゲッジボードなどを敷く工夫が必要になるでしょう。 対するアルファードは、ご存知の通り左右跳ね上げ式の3列目シートです。

格納時にシート自体が側壁となって荷室幅を狭めるという大きな欠点はありますが、床面は完全にフラットになります。

ゴルフ以外の用途、例えば車中泊や長尺物を運ぶ際の汎用性では、アルファードに軍配が上がると言わざるを得ません。

この点については、多くの自動車レビューサイトでも指摘されていますね。 例えば、 カーセンサー などの比較記事を読むと、両車の特徴がよく分かります。

クラブハウスでの佇まいという「プレステージ」

これは性能とは別の話ですが、我々ゴルファーにとっては重要な要素です。

クラブハウスのエントランスに乗り付けた時、どちらがより「様」になるか。

残念ながら、市場での評価や知名度においては、長年「高級ミニバンの絶対王者」として君臨してきたアルファードに分があります。

特に、大切なクライアントを乗せての接待ゴルフなどでは、アルファードという選択が一種の信頼性の証となる場面もあるかもしれません。

エルグランドも威厳のある素晴らしい車ですが、市場では挑戦者という立場であることは否めないでしょう。

【データ比較】数値が暴く!エルグランドとアルファード、荷室設計の決定的違い

2台の荷室に薄いグリッドを重ねた比較。エルグランド風はゴルフバッグが余裕で整列、アルファード風は窮屈で一部が斜め。文字なし・ロゴは端。
IMAGE : GOLF TALKS
飛ノ玉彦の顔
飛ノ玉彦

ここからは、数字という嘘のつけないデータで、両者を徹底的に解剖していきましょう。 感傷は抜きです。 私のアルファードへの愛着も一旦横に置いて、冷徹な事実だけでどちらがゴルファーにとって優れた”トランスポーター”なのかを明らかにします。

車の使い勝手は、最終的にボディや室内の寸法に行き着きます。 ここでは、エルグランド(E52型)と最新のアルファード(40系)の主要寸法データを比較し、その数値がゴルフバッグの積載にどのような影響を与えるのかを深く考察します。

主要寸法データ比較表

寸法 日産 エルグランド(E52型) トヨタ アルファード(40系) ゴルファーへの影響
室内長 3,025mm 3,005mm ほぼ互角。有効空間はパッケージング次第。
室内幅 1,580mm 1,660mm アルファードが80mmもワイド。これが横置きの安定感に繋がる。
室内高 1,300mm 1,360mm アルファードが60mm高い。縦置き積載を可能にする決定的な差。
荷室奥行(3列目使用) 約310-550mm(スライド時) 約65-195mm エルグランドが圧倒的優位。シートを倒さずに実用的な荷室を確保。
荷室床面地上高 約530mm 約500mm アルファードの方が低く、重いバッグの積み降ろしが楽。

数値から読み解く設計思想の違い

この表から、両車の明確な設計思想の違いが見て取れます。

  • アルファード:「空間最大化主義者」 室内幅で80mm、室内高で60mmもエルグランドを上回るアルファードは、とにかく「室内容積の大きさ」を追求しています。
    この縦横の余裕が、ゴルフバッグを縦に積んだり、横に並べたりする際の自由度を高めています。
    まさに、力でねじ伏せる横綱相撲。新型40系で 荷室床面地上高が約500mmまで低床化 されたのも、重い荷物の積み降ろしを助ける重要な進化点です。
  • エルグランド:「統合戦略家」 一方エルグランドは、室内の絶対的な広さではアルファードに劣ります。
    しかし、 「荷室奥行」という一点において驚異的な数値を叩き出しています。
    3列目シートを一番後ろに下げた状態でも約310mm、前にスライドさせれば最大約550mmもの奥行きが生まれるのです。
    これが、前述した「3列目シートを使ったままゴルフバッグを積む」という芸当を可能にしています。
    絶対的な空間の広さではなく、限られたスペースをいかに効率的に、そしてスマートに使うかという知的なアプローチです。
    この思想は、 日産のニュースリリース などでも度々語られる「乗員全員の快適性」という哲学に基づいているのでしょう。

つまり、力任せに広大なカーゴスペースを作り出すアルファードと、乗員空間を一切犠牲にせず、床下などのデッドスペースを巧みに利用して荷物を積むエルグランド。
同じ高級ミニバンでありながら、ゴルフバッグの積載に対するアプローチが全く異なるのです。

最終結論:ゴルフライフで選ぶべきはエルグランドか、アルファードか

分割構図で選択を表現。左のエルグランド風は多数のゴルフバッグが余裕で収まり、右のアルファード風は本数が少なく窮屈。文字なし・ロゴは端。
IMAGE : GOLF TALKS
飛ノ玉彦の顔
飛ノ玉彦

さて、散々比較してきましたが、結局のところ、我々ゴルファーはどちらを選ぶべきなのか。 アルファードオーナーである私が、ライバル車を徹底分析した上で導き出した結論を述べさせていただきます。 これは、私のコンプレックスと、飛距離への執念が生み出した、極めて個人的かつ、だからこそ信頼できる答えです。

エルグランドとアルファード、両車をゴルファーの視点から徹底的に比較した結果、どちらか一方が絶対的に優れているという単純な結論には至りませんでした。 しかし、ゴルファーの「スタイル」によって、最適な選択は明確に分かれることが分かりました。

こんなゴルファーにおすすめ

推奨プロフィール 日産 エルグランド トヨタ アルファード
一言で表すなら 「いつもの4人」を極める戦略家 「あらゆる可能性」に応える王様
具体的な使い方 3〜4人の固定メンバーでゴルフに行く頻度が高い。乗員全員の快適性を何よりも重視する。スマートでエレガントな積載方法を好む。 ゴルフだけでなく、家族旅行、多人数での移動、大きな荷物の運搬など、多用途に車を使いたい。必要とあらば、シートアレンジも厭わない。
強みの要約 3列目シートを使いながらゴルフバッグ6個を確保。複雑なシート操作が不要。低床設計で積みやすく視界も良好。 シートアレンジで生まれる広大な荷室。絶対的な室内空間の広さと豪華さ。市場での圧倒的なプレステージ。

飛ノ玉彦、もし今買い替えるなら…

私自身、アルファードオーナーとして、その万能性とステータス性には満足しています。 しかし、もし今、純粋に「ゴルフのためのトランスポーター」として一台を選ぶなら…私は、 本気でエルグランドを選ぶかもしれません。

理由はシンプルです。

私のように身体が小さいことにコンプレックスを抱き、常に知恵と道具で体格差を埋めようとしてきた人間にとって、エルグランドの設計思想は深く突き刺さるのです。

力(室内空間の広さ)で圧倒するアルファードに対し、エルグランドは知恵(床下収納とシートスライド)で、乗員の快適性を損なうことなく積載問題を解決します。

これは、非力な者が技で剛を制す、柔道のような美学を感じさせます。 マン振りしなくても、頭脳で飛ばす。

そんな私のゴルフスタイルと、エルグランドのクルマ作りがシンクロするのです。

「あのデカいだけの奴らを見返す」――。 クラブハウスの前で、フル乗車のエルグランドから、友人たちの快適な空間を一切邪魔することなく、床下からスマートに4つのゴルフバッグを取り出す。

その光景を想像しただけで、脳汁が出そうになります。 もちろん、総合力やリセールバリュー、最新の快適装備などを考えればアルファードが依然として魅力的な選択肢であることは間違いありません。

しかし、こと「ゴルフ」という一点においては、エルグランドは唯一無二の価値を持つ、極めて魅力的な選択肢です。

一度、お近くのディーラーで、その驚くべきラゲッジルームを体感してみることを強くお勧めします。

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