── スリクソンZXシリーズを愛用中、 「どのシャフトが自分に合うのか」「純正とカスタムの違いは?」「費用はどれくらい?」―― そんな悩みでグルグル回るゴルファー、多いのではないでしょうか。
私自身、数えきれない試打と失敗を繰り返してきた四十路後半のおっさん。 ゴルフクラブ評論家として、純正・カスタム双方の“生々しい体験”と“ガチのデータ”で語ります。
この記事を読めば、
- スリクソンZXシャフトの純正・カスタム徹底比較
- 人気カスタムシャフトの選び方と使いこなし術
- 実際のユーザー評価や費用感、交換・フィッティングの流れ
…これらが1ページで完全網羅。
あなたがこの記事を読み終える頃には、「もう迷わない」状態で “自分だけの最適なZXシャフト”を選べる知識と自信 を手に入れられるでしょう。
目次
- スリクソンZXシャフトの種類と特徴|純正とカスタムの違いとは?
- スリクソンZXカスタムシャフト徹底比較|人気モデルと選び方のコツ
- スリクソンZX純正シャフトの実力|ユーザー評価とおすすめゴルファー層
- スリクソンZXシャフト交換・フィッティングの流れと費用相場
- スリクソンZXシャフトで後悔しないためのQ&A|よくある質問と解決策
- スリクソンZXシャフト選びの総評|純正・カスタムで後悔しないために
「まずはスリクソンZXシリーズの純正シャフトとカスタムシャフトの違いと特徴を整理します。 選び方次第でゴルフが劇的に変わる――それぞれがどんなユーザーに合うのか、分かりやすく深掘りします。」
スリクソンZXシャフトの種類と特徴|純正とカスタムの違いとは?

スリクソンZXシリーズのシャフト選び―― ここを間違うと、朝イチのティーショットから「足の匂いが腐った竹輪」級に気分が萎える。 逆にハマれば、打球も心もカルピス原液のように濃くなる。 それだけ「シャフト」は、ゴルフクラブの命運を分ける重要パーツなんです。
まずは、スリクソンZXシリーズの「純正シャフト」と「カスタムシャフト」について整理します。
【純正シャフトの特徴】
| モデル | シャフト名 | 重量 | トルク | 調子 | 素材 | 推奨ヘッドスピード | 代表装着モデル |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ZX5 Mk II | Diamana ZX-II 50 | 約49g | 5.8 | 中調子 | カーボン | S:40-48m/s | ZX5 Mk II/LS |
| ZX7 Mk II | Diamana ZX-II 60 | 約55g | 4.2 | 中調子 | カーボン | S:40-48m/s | ZX7 Mk II |
- 純正シャフトは“標準装着”で開発段階から最適化されている ため、 迷ったら“まずは純正”でOKという安心感があります。
- Diamana ZX-II 50(ZX5用)は50g台の軽量タイプ。 中~速めのスイングスピード向けで高弾道・ミスに強い設計。
- Diamana ZX-II 60(ZX7用)は60g台の中重量&低トルク。 操作性重視、中上級者の強弾道に応えるスペックです。
【カスタムシャフトの特徴】
カスタムシャフト は、 「もっと飛ばしたい」「安定させたい」「自分のスイングにぴったりのフィーリングが欲しい」 そんな“こだわり派ゴルファー”のための選択肢。
| シャフト名 | 主な特徴・適性 | 対応モデル |
|---|---|---|
| Fujikura Speeder NX Green | 方向安定性重視・ミスに強い・高弾道。適度なしなりで振り抜きやすい | ZX5/ZX7 Mk II ドライバー |
| Fujikura Ventus TR Blue | 直進性&操作性抜群。中元調子・低スピン・ライン出し重視 | ZX5/ZX7 Mk II ドライバー |
| Mitsubishi Diamana GT | 高初速・低スピン。つかまり感&強い球を両立 | ZXシリーズ全般 |
| Fujikura MCI (アイアン用) | スチールの打感×カーボンのしなり。全番手で振り心地が揃う操作性 | ZX5/ZX7 Mk II アイアン |
【純正とカスタムの“決定的な違い”】
- フィッティング度: 純正→万人受け設計、安定志向。迷ったらコレ。
- カスタム→“自分だけ”の1本が選べる。体格・スイング・悩み直撃。
- 価格: 純正→クラブ込みの標準価格。
- カスタム→シャフト単体4〜7万円+工賃やスリーブ代、グリップ代も発生。
- カスタマイズ性: 純正→変更不可。
- カスタム→重量・硬さ・トルク、打感まで“ドンピシャ”の調整可。
【こんな人は純正/カスタム、どっちを選ぶべき?】
- 「迷ったら純正」 →初心者・コスパ重視・標準で十分という方。
- 「こだわるならカスタム」 →飛距離や球筋を追求したい/過去に“シャフト選びの失敗”で泣いた経験アリ/ フィッティングや打ち比べで「自分だけの1本」を探したい人
【 結論 】
スリクソンZXシャフトは「純正で失敗なし、カスタムで世界が広がる」。 “魂が震える1球”を求めるなら、 ぜひ次章でカスタムシャフトの深掘り&選び方もチェックしてほしい。
スリクソンZXカスタムシャフト徹底比較|人気モデルと選び方のコツ


カスタムシャフトは「自分仕様の1本」に化ける可能性を秘めた、 いわば“クラブのエンジン載せ替え”。 同じヘッドでも、装着するシャフト次第で弾道もフィーリングもまるで別物になること―― それこそがスリクソンZXの真骨頂だと実感しています。
【人気カスタムシャフト ベスト3(ドライバー編)】
| モデル名 | 特徴・ユーザー評価 | おすすめユーザー |
|---|---|---|
| フジクラ Speeder NX Green | 高評価・安定性重視・ミスに強い。やさしく叩ける中高弾道 | ミスを減らしたい40〜50代、飛距離&方向性両立したい層 |
| フジクラ Ventus TR Blue | 直進性抜群・操作性◎・スピン少なめ。力強い中弾道 | ボディターン型・中上級者、強弾道で狙いたい方 |
| 三菱ケミカル Diamana GT | 高初速&低スピン・つかまり適度。打ち出し高めで飛距離狙い | アスリート系/飛ばしたい・つかまり重視の人 |
【選び方のコツ】
- 自分のヘッドスピード&スイングタイプを正確に知る ヘッドスピード40m/s未満なら「NX Green」など軽量寄り&素直な中調子がおすすめ。
- 43m/s以上なら「Ventus TR Blue」や「Diamana GT」など、張りのある中元調子も選択肢。
- “球の高さ”と“持ち球の傾向”を意識 高弾道&つかまり→NX Green
- 低スピン&ライン出し→Ventus TR Blue
- つかまり+飛距離→Diamana GT
- フィッティングは“とにかく試打”が命 スペック表や口コミだけでなく、必ずショップや工房で“実際に打って”みる。
- スリクソン公認フィッティング店ならZXヘッドに全カスタム対応が可能。
【カスタムのメリット・デメリット】
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ピッタリ合えば飛距離・安定性が劇的アップ | 費用 (シャフト+工賃+パーツ) で純正より高額 |
| “自分だけ”の打感や球筋が手に入る | フィッティングの手間&時間がかかる |
| スイングや体型の変化に合わせて組み替え可能 | 合わないと“腐った竹輪”のような無力感 |
【“やってはいけない”カスタム選びの失敗例】
- ブランド名だけで「流行ってるから」と選ぶ
- 友達と同じスペックを盲信する
- 試打せずにネット最安値で即決
- 工房・量販店のスタッフ任せで自分で比較しない
【費用イメージ(カスタム1本あたり)】
- シャフト本体:40,000〜70,000円
- 組立工賃・スリーブ・グリップ:約5,000円〜10,000円
- 合計:約5万円前後が相場
【 結論 】
カスタムシャフト選びは「本気でベストを狙うゴルファー」こそが楽しめる“沼”。 予算も手間もかかるが、 一度ハマれば「魂が右斜め45度に飛ぶ」ほどの“自分専用ZX”が手に入るのも間違いなし。
スリクソンZX純正シャフトの実力|ユーザー評価とおすすめゴルファー層


「純正=平凡」なんて、もはや過去の話。 スリクソンZXシリーズに標準装着される純正シャフトは、実は“高コスパ×万人受け”だけじゃない。 開発段階から“ヘッド性能と一体設計”されているからこそ、 アマチュアからトッププロまで幅広く使える万能スペック を持っています。
【主要純正シャフト一覧(ZXドライバー・アイアン)】
| モデル名 | シャフト名 | 重量 | トルク | 調子 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| ZX5 Mk II | Diamana ZX-II 50 | 約49g | 5.8 | 中調子 | 軽量・高弾道・優しい設計 |
| ZX7 Mk II | Diamana ZX-II 60 | 約55g | 4.2 | 中調子 | 操作性・安定感・パワー型も納得 |
| ZX5/ZX7 アイアン | N.S.PRO 950GH | 約98g | 1.7 | 中調子 | 軽量スチール、万人向け定番 |
| ZX5/ZX7 アイアン | N.S.PRO MODUS3 105 | 約106g | 1.7 | 中調子 | アスリート系も納得、打感・操作性◎ |
【ユーザー評価&口コミ総評】
- 「想像以上に飛ぶ」「打ちやすい」「方向性が安定する」 といった評価が目立つ。 特にDiamana ZX-II 50は「50g台とは思えないしっかり感」、 ZX-II 60は「操作性と強い球のバランスが絶妙」とプロにも評判。
- N.S.PRO系アイアンシャフト は「長時間使っても疲れにくい」 「スチール初心者でも扱いやすい」「ミスヒットにも強い」 など、“優しさ”を感じる声が多い。
【どんなゴルファーに最適か?】
- 「ミスを減らしたい」「クラブ選びで大きく失敗したくない」
- 「ある程度ゴルフ歴は長いが、極端なパワーヒッターでもない」
- 「価格も気になるし、まずは標準装着で使い込んでみたい」 …そんなユーザーにとっては“迷わず選べる正解”が純正シャフト。
特に 50代・60代で飛距離が落ちてきた方、体力に自信がなくなってきた方 には、 ZX-II 50の“軽さとしなやかさ”は絶大な安心感。 「腐った竹輪のような不安感」とは無縁で、 どこまでも素直な球筋が出やすい設計です。
【純正シャフトの“落とし穴”もチェック】
- “平均値”を狙った設計ゆえに「こだわり派」には物足りない可能性も。
- スイングスピードや好みによっては「弾き感」「粘り感」が不足に感じることも。
- 「過去に“合わない純正”で失敗した人」は、カスタムとの比較試打が強くオススメ。
【結論】
「まずは純正で、悩みが出たらカスタムに挑戦」 これがZXシリーズで後悔しない選択ルート。
純正は「どのレベルでも満足できる安全パイ」だが、 “もっと飛ばしたい・もっと操作したい”と思った瞬間が、 「カスタム沼」への第一歩――というわけだ。
スリクソンZXシャフト交換・フィッティングの流れと費用相場


シャフト交換やカスタムフィッティング―― これを知らずに「とりあえずカスタム!」と飛びつくと、 財布も心も“スライス三連発で心がカルピス原液”級に萎みます。 でも手順と相場を知れば、「納得できる1本」が手に入りやすい。 ここでしっかり“段取りと費用”を押さえましょう。
【カスタムフィッティングの一般的な流れ】
- 事前予約とカウンセリング 大手量販店・公認工房・プロショップなど、 多くは「完全予約制」。
- 体格・年齢・持ち球・悩みなどをヒアリング。
- 現クラブの診断・スペック計測 使用中のクラブを持参し、 シャフトの硬さ・重量・スイング軌道・挙動などを測定。
- スイング診断・計測機器でデータ取得 GCクワッドやトラックマン等で、 ヘッドスピード、ボール初速、スピン量、入射角を“数値化”。
- 試打・打ち比べ 純正・カスタム両方、複数メーカー・重さ・調子を試打。
- 体感だけでなく、数値・弾道・打感も比較。
- 最適な1本を決定・カスタム内容オーダー 気に入ったスペックを決め、 ヘッド・シャフト・グリップを細かく選択。
- 組立&納品(通常1週間〜10日ほど) 工房で組立て、グリップ・スリーブ装着後に納品。
【費用相場まとめ】
| 項目 | 価格帯 (目安) | 備考 |
|---|---|---|
| カスタムシャフト本体 | 40,000〜70,000円 | ドライバー用は5万円前後が主流 |
| 組立工賃 | 0〜5,000円 | 特約店だと無料もアリ |
| スリーブ | 3,000〜5,000円 | ZXシリーズは専用スリーブ必須 |
| グリップ | 1,000〜3,000円 | 好みに応じて選択 |
| 合計 | 約50,000円〜80,000円 | シャフトによる/複数本なら×本数 |
※フィッティング自体は無料〜5,000円程度の店が多い
【費用で絶対に見落とすなポイント】
- 正規品と並行輸入品の違い 正規品なら保証・サポート付き。安価な並行輸入品は自己責任。
- スリーブ互換性&対応ヘッド要確認 ZXシリーズなら純正スリーブ必須。他ブランド流用時は別売パーツ注意。
- バランス調整も重要 シャフトの重量UPでヘッドバランスが崩れる場合、 鉛テープやグリップ交換などで微調整が必要。
【“やってはいけない”失敗例】
- スペックだけでネット注文→実物が全然合わず“腐った竹輪のようなガッカリ感”
- スリーブやグリップの規格ミスで装着不可
- フィッティング予約せず、量販店で“ノリ”だけで即決
【まとめ】
「最適な1本は“正しいフィッティング”と“費用感の把握”がセット」 これがZXカスタム成功の絶対ルール。 面倒でもショップで必ず相談し、“自分に合ったスペック”を納得して選ぶことが 結局は一番のコスパになる。
スリクソンZXシャフトで後悔しないためのQ&A|よくある質問と解決策


Q1: 純正シャフトとカスタムシャフト、結局どちらがいい?
A1: 「まず純正で“標準の良さ”を体感し、物足りなさや伸びしろを感じたらカスタムに挑戦」が基本ルート。 迷うなら“純正”で失敗なし。ただし“飛距離アップ”“方向性UP”に徹底的にこだわりたい人はカスタムが有力。 カスタムは自分専用の1本が手に入るが、費用も手間もかかる。“財布と相談”もお忘れなく。
Q2:カスタムシャフトに変えて本当に変わる?
A2: 「劇的に変わる」場合もあれば、「あまり実感がない」ケースもあり。 【変化を実感しやすい人】
- 以前から飛距離や弾道に悩みがあった
- スイングが安定してきて、シャフトによる“微調整”が欲しい
- 純正のフィーリングが合わないと感じていた →この場合は“魂が右斜め45度”に飛ぶほどハマる可能性大。
Q3:シャフト交換のタイミング、どんなときがベスト? A3:
- スイングスピードが上がった・落ちた
- 球筋や高さ、飛距離が急に変化した
- ケガや年齢で体力・筋力が変わった
- ゴルフ仲間と比較して自分だけ不安定 →そんな時が“交換サイン”。 まずはフィッティングや試打で自分の今を把握。
Q4:人気のカスタムシャフト、どれを選べば? A4:
- 【安定性&やさしさ重視】→Speeder NX Green
- 【直進性&中上級者】→Ventus TR Blue
- 【飛距離&つかまり】→Diamana GT
- 【アイアンで安定感】→Fujikura MCI 選び方のコツは「ヘッドスピード」「弾道の高さ」「球筋の悩み」に合わせて絞ること。
Q5:費用はどのくらい?本当に高い? A5: カスタムシャフト代は1本で4〜7万円が中心。 工賃・スリーブ・グリップも加え5万円前後が目安。 「純正はクラブ込み」「カスタムは本体+部品+作業代」という違いをしっかり認識しよう。 “腐った竹輪”にならないよう、予算管理は計画的に!
Q6:ネットで買うのと工房で組むの、どっちが安全? A6: ネットは「安さ」だが、スリーブ規格やフィッティング不足で失敗リスク大。 正規品・公認工房なら「保証・サポート・本物スペック」まで安心。 本当に自分に合う1本が欲しいなら、“手間を惜しまず”プロの店を活用するのがベスト。
Q7:他社モデルのスリーブ流用や中古パーツ流用はアリ? A7: 絶対ダメとは言わないが、互換性・バランス・規格ミスで“クラブ難民”多発。 必ず「ZX純正スリーブ+対応モデル」で正しい組み合わせを選ぼう。
Q8:フィッティングって実際どこまでやってもらえる? A8: 最新計測機で「スイング診断+試打+スペック調整」までフルサポート。 店舗によっては独自の打席やレンジで、複数本の比較も可能。 面倒がらずに“自分の今”を可視化してから決めることが、 「シャフト沼で溺れないコツ」です。
まとめ: 疑問や不安は全て「ショップ・工房・経験者」に聞くのが失敗回避の近道。 ZXシリーズなら“無限のカスタム”も楽しみの一部。 “納得するまで選ぶ”――それが「40代・50代ゴルファーのプライド」だと、私は信じてます。
スリクソンZXシャフト選びの総評|純正・カスタムで後悔しないために
スリクソンZXシリーズのシャフト選びは、「純正シャフト」と「カスタムシャフト」どちらも高い魅力を持つ。 純正シャフトなら安定感とコストパフォーマンスが得られ、カスタムシャフトなら自分だけの飛距離や操作性を追求できる。 スリクソンZX専用のフィッティングや、人気のカスタムモデルをしっかり比較・試打することで、“後悔しない選び方”ができるはず。 迷ったらまず純正、理想を追うならカスタム――この二択があなたのゴルフ人生をより豊かにしてくれるだろう。
