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ゴルフ100切りの真実は「パット数40」にあり!平均36打の幻想を捨ててボギーオン率を高める”弱者の”戦略

ゴルフ生活

あの忌々しいグリーン上での記憶を呼び覚まして恐縮ですが、聞いてください。

ドライバーで渾身の一撃を放ち、セカンドもそこそこ、なのにグリーン上でまさかの3パット、4パット……。

「俺の今までの苦労は何だったんだ」と、膝から崩れ落ちそうになったことはありませんか?

私はあります。

身長160cmの私が、180cm超えの巨漢たちに必死で食らいついた末の3パットは、もはや悲劇を通り越して喜劇です。

この記事を書いている私、飛ノ玉彦は、ゴルフ歴20年。

飛距離へのコンプレックスを埋めるために高級外車が買えるほどの金額をギアとデータ分析に投じてきました。

そんな私が断言します。

100切りのために、上級者と同じ「平均パット数36」を無理に目指す必要はありません。

この記事では、多くのゴルファーが誤解している「100切りのための適正パット数」を、一般的なアマチュア統計の傾向に基づいて紐解きます。

具体的には以下のポイントを解説します。

  • 100切りに必要なパット数のリアルな目標値
  • 3パットを誘発する「パーオン狙い」の罠
  • トリプルボギーを許容するメンタル管理術
  • 練習量とスコアアップの相関関係


読み終えた後、あなたはもう「パットが入らない」と過度に嘆く必要がなくなります。

「40パットでも100は切れる」という事実を知り、肩の力が抜けた状態で、明日から涼しい顔でラウンドできるようになるでしょう。

さあ、スコアカードに革命を起こす準備はいいですか?

【ゴルフ100切り】パット数の目安は「40」で十分?上級者も知らない現実的データ

「パット数36以下」の常識を疑え


「おいおい玉彦さん、『パット・イズ・マネー』って言葉を知らないのか? パットは36以下じゃないと話にならないだろう」……そんな声が聞こえてきそうですね。

でも、その常識、あなたの首を絞めていませんか?

高級パターを何本も買い漁った私が言うのもなんですが、まずは冷静に「数字のカラクリ」を見ましょう。

ゴルフにおいてパット数は、18ホールの打数の中でも大きな割合を占めやすく、スコアを左右しやすい重要な指標です。

しかし、我々アマチュア、特にこれから100切りを目指す層が、プロやシングルプレイヤーと同じ「平均36パット(1ホール2パット)」を目指すのは、ハッキリ言って自殺行為です。

身の程を知る……いや、現実を知ることが戦略の第一歩なのです。

実際の傾向を見てみましょう。

100切り(スコア99以下)を目指すゴルファーの目標パット数は、一般的に「40パット前後」で十分だと言われています。

これは1ホールあたり約2.2パット強の計算です。

つまり、全ホール2パットで上がる必要はなく、18ホールのうち4回程度は3パットしても、他を2パットで凌げば十分に目標圏内なのです。

よく「アマチュアゴルファーの平均パット数は約36〜38打」と言われますが、これは90切りやシングルクラスの上級者も含んだ全体平均です。

100切り未達層に限定して実態を見ると、40パット超が一般的という見方もあります。

この段階でいきなり上級者の数値に固執すると、無理なタッチでオーバーし、返しを外して……という「往復ビンタ」の地獄を見ることになります。

さらに興味深い傾向があります。

以下の表を見てください。

これは一般的なアマチュア統計に見られる目標値と実態の目安です。

※数値は一般的なアマチュアゴルファーの傾向値であり、特定の調査に基づく確定値ではありません。


ご覧の通り、パーオン率はわずか10%〜15%、つまり1ラウンドで2〜3回あるかないかです。

それなのにパット数だけ上級者並みの30台前半を求めるとはどういうことでしょう?

私は、自分の身長が低いのにダンクシュートを決めようとするくらい無謀なことだと気づきました。

重要なのは、「40パットでいい」と割り切ることです。

そうすれば、ファーストパットで無理にねじ込もうとする力みが消えます。

「カップの半径1メートル以内に止まれば御の字」という気楽さが、結果的にタッチを合わせ、3パットを減らす好循環を生むのです。

あの憎き長身のライバルが「お前、パット入らないのによくスコアまとまるな」と悔しがる顔が見たくありませんか?

それを実現するのは、魔法のパターではなく「目標値の再設定」なのです。

まずはご自身の過去のスコアカードを見返してみてください。

もしパット数が40前後で収まっているなら、パター以外に原因があります。

逆に45打以上叩いているなら、この「40打目標」を意識するだけで、世界が変わって見えるはずです。

GDO スコアアップのためのパッティング基礎

なぜ3パットしてしまうのか?「入らない」のではなく「寄せきれていない」残酷な真実

3パットの真犯人はパターではない


「40パットでいいと言われても、実際には3パット、下手すりゃ4パットしちゃうんだよ!」という悲鳴、痛いほど分かります。

私もかつては、グリーン上を行ったり来たりする「往復おじさん」でしたから。

でも実はそれ、パターが下手なんじゃなくて、そこまでの「運び方」が間違っているとしたら?

多くのゴルファーは、3パットの原因を「パッティング技術の不足」や「距離感の欠如」に求めがちです。

そして、新しいパターを買ったり、自宅のカーペットでひたすらストローク練習をしたりします。

私もスコッティキャメロンの限定品を買って、枕元に置いて寝たことがあるので偉そうなことは言えませんが、これらは根本的な解決にはなりません。

残酷な真実をお伝えしましょう。

あなたが3パットしてしまう原因のひとつに、「無理なパーオン狙いでロングパットを残しやすい」という構造があるのです。

先ほどの目安にもありましたが、100切りレベルのパーオン率は目標値でさえ10%程度です。

それなのに、残り150ヤード以上からグリーンを直接狙おうとするとどうなるか?

運良く乗ったとしても、ピンから20メートル以上離れた難しいラインに残ることがほとんどです。

あるいは、グリーンの端ギリギリに乗って、下りの複雑なラインが残ることもあります。

このような「とりあえず乗っただけ」の1打目は、プロでも2パットで収めるのは至難の業です。

それを我々アマチュアが2パットで上がろうとするのが間違いなのです。

「入らない」のではありません。

「寄せきれていない」状態でパターを持たされていることが問題なのです。

特にPar4のホールでのマネジメントを考えてみましょう。

ドライバーで攻めて、セカンドでグリーンを狙う戦略は、一見勇敢ですが、リスク管理の観点からは注意が必要です。

攻める戦略(ドライバー使用)の場合、OBやミスショットの可能性を考慮すると、トリプルボギー以上の大叩きにつながるリスクが高まる傾向にあります。

一方で、刻む戦略をとれば、3オン2パットのボギー(スコア5)を安定して取れる確率が高まります。

つまり、3パットを減らすためには、パターの練習よりも、アイアンショットで「乗らなくてもいいから、パットが打ちやすい花道や手前のエリアに運ぶ」という意識改革が必要です。

ピンが奥なら手前に、ピンが右なら左に。

グリーンセンターや花道狙いに徹することで、結果的にファーストパットの距離が短くなり、3パットのリスクは激減します。

「でも、あいつ(ライバル)は2オンしてるぞ」……分かります。

悔しいですよね。

でも、彼が2オン4パットでダボを叩いている横で、あなたが3オン2パットのボギーで上がれば、勝つのはあなたです。

ゴルフは上がってナンボのスポーツ。

見栄を張って難しいパットを残すよりも、泥臭く簡単なパットを残す賢さこそが、我々のような選ばれし(?)執念ゴルファーの武器なのです。

本気で上手くなりたい人のためのゴルフマネジメント論

パット数削減の特効薬は「ボギーオン率」にあり!100切り特化のマネジメント

トリプルボギーは「9回」まで許される


「よし、無理なパーオンは諦めた。じゃあ具体的にどう攻めればいいんだ?」そう思ったあなた、素晴らしい。

ここで登場するのが、私が愛してやまない最強の概念『ボギーオン率』です。

これを知れば、もうパーおじさんとはおさらばですよ。

100切りを達成するための最も重要な指標、それは「パーオン率」ではなく「ボギーオン率」です。

ボギーオンとは、Par4なら3打目、Par5なら4打目でグリーンに乗せること。

一般的な上達論では、100切りを狙う段階では「ボギーオン(3オン)」を増やすのが王道で、目安として「2ホールに1回」を掲げる考え方もあります。

つまり、このペースを守れれば100切りは目前なのです。

なぜボギーオン率が重要なのか、数字でシミュレーションしてみましょう。

18ホールをすべてボギー(ボギーオン+2パット)で上がればスコアは90です。

これに対し、100切り(99打以下)の許容オーバー数は27打。

つまり、全ホールボギーペースに加えて、さらに9打も余裕があるのです。

ここで重要になるのが「トリプルボギーの許容回数」という考え方です。

スコア計算上、100切り(99打以内)を目指す場合、最大で「9回」のトリプルボギーが理論上は許容されます(残りの9ホールがパーの場合)。

もちろん実際はボギーやダボが混ざりますが、1ラウンドに3〜5回程度のトリプルボギーなら、他を大崩れしなければ十分にカバーできる計算になります。

この余裕を持った状態でプレーすることが、どれほどメンタルに効くか。

「パーを取らなきゃ」と思うと、ティーショットでマン振りし、セカンドで無理をし、結果OB……という自滅パターンに陥ります。

しかし、「ボギーオンでいい(=3オン2パット)」と思えば、ティーショットはフェアウェイじゃなくてもいい、ラフからでも前に進めばいい、と選択肢が広がります。

具体的には、Par4で以下のようなマネジメントを徹底します。

  • ティーショット: 180ヤード飛べば十分。OBだけ避ける。
  • セカンドショット: グリーンに届かなくていい。花道や手前の安全なエリアに刻む。
  • アプローチ: ここが勝負。ピンに寄せようとせず、グリーンセンターに乗せるだけでOK。
  • パット: 2パットで入れてボギー。もし3パットしてもダボ。


この「ボギーオン率を高める」戦略は、多くのレッスン書や上達論でも重視されており、実際に100切りを達成した多くのゴルファーが実践しているアプローチです。

私自身、この考え方に切り替えてから、不思議と「なんであんなに入らなかったパットが入るようになったんだ?」と感じるようになりました。

それは技術が向上したのではなく、無理なパットを打たされる状況を、事前のマネジメントで回避していたからに他なりません。

「3回打って乗せて、2回で入れる」。

このリズム(ボギーペース)を身体に染み込ませることこそが、パット数を減らし、スコアを劇的に改善する特効薬なのです。

ゴルフダイジェスト・オンライン 100切り研究所

【結論】パターを買い換える前に「思考」を変えろ!スコアを縮める最短ルート

ゴルフは頭脳と執念のスポーツ


ここまで読んで、「なんだ、結局は考え方次第か」と拍子抜けしましたか?

そう、ゴルフは物理学であり、心理学なのです。

最後に、私が数々の失敗と散財の末にたどり着いた結論をお話ししましょう。

道具に頼る前に、まずは自分自身への投資です。

100切りの壁は、技術の壁であると同時に「思考の壁」でもあります。

ここまで、パット数の目安は40でいい、ボギーオンを狙え、としつこく説いてきましたが、これを実行するには練習と継続が必要です。

「練習する時間がない」と嘆くあなたに朗報です。

多くの100切り達成者は、必ずしも毎日長時間練習しているわけではありません。

週1回程度の練習や、週末のラウンドをコツコツ続けるだけでも、十分に達成は可能です。

上達にかかる期間についても、一般的には「半年〜1年程度」を目安に語られることが多いですが、これもスタート地点や頻度によって人それぞれです。

ただ、どんなに良いパターを買っても、月に1回クラブを握る程度では、感覚を養うことは不可能です。

高い道具を買うお金があるなら(私のように余っていれば別ですが)、まずはスクールや練習場のボール代に回すべきです。

実際、短期間で上達したいと願う人の中には、短期集中型のコーチング(数カ月単位)で一気に型を作る、という選択肢をとる人もいます。

インドアゴルフスクールなどを活用して「効率よく」練習するのも一つの手です。

我流の練習で遠回りするより、プロの目で「ボギーオン率を高めるためのショット」を習う方が、投資対効果は圧倒的に高いでしょう。

結論として、パット数を減らし、100を切るために必要なのは以下の3点に集約されます。

  • 「パット数40」を受け入れる勇気を持つこと。
  • 「ボギーオン」を最優先し、無理なパーオン狙いを捨てること。
  • 週1回でもいいからクラブを握り、この思考を反復すること。


体格に恵まれなくても、飛ばなくても、ゴルフは頭脳と執念で勝てます。

パターマットの上で悩み続けるのは今夜で終わりにしましょう。

あなたが目指すべきは、華麗なバーディではなく、泥臭くも確実なボギーオンからの2パットです。

さあ、次のラウンドでは、涼しい顔で「ナイスボギー」と言ってやってください。

その積み重ねの先に、あなたの求めていた「80台、90台」の世界が待っています。

初心者向けゴルフスクール比較ガイド